特定外来生物に注意してください
特定外来生物とは?
特定外来生物とは、外来生物の中でも地域の自然環境に大きな影響を与え、生物多様性を脅かすおそれのある侵略的外来生物のうち、日本の生態系などに被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがある生物で、「外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)」に基づき環境省が指定しています。
特定外来生物は生体の栽培、保管、運搬、販売などが法律で禁止されています。
みんなで特定外来生物を駆除して、ネイチャーポジティブ(生物多様性の回復)を実践しましょう!
関連資料
外来生物法について(環境省のサイト)(別ウィンドウが開きます)(外部サイトへリンク)
特定外来生物等一覧(環境省のサイト)(別ウィンドウが開きます)(外部サイトへリンク)
見つけたら連絡してください!
ツヤハダゴマダラカミキリ
ツヤハダゴマダラカミキリは多種類の樹木を加害することが知られ、国際自然保護連合により「世界の侵略的外来種ワースト100」に認定されている外来生物です。また、令和5年9月1日から特定外来生物に指定されました。
ツヤハダゴマダラカミキリとは
- 体長(成虫):約2~3.5センチメートル
- 特徴:成虫は、全体に光沢のある黒色で鞘翅に約20個の白色~黄斑がある。在来種であるゴマダラカミキリに似ているが、胸部の白紋がないことや、上翅基部(胸部に近い翅部分)白紋がなく、顆粒状突起を持たないことなどが、違いとして挙げられる。
- 生態:幼虫はしばらく樹木の内部で過ごし、成虫になると木から出てくる。
- 寄生植物:トチノキ属、ニレ属、カエデ属、ヤナギ属、リンゴ属、ナシ属、サクラ属など
- 被害状況:福島県、茨城県、神奈川県、兵庫県などにおいて発生が確認されている。
対策方法
- 伐採処分…被害木を伐採し、細かく破砕するか、焼却処分する。成虫の発生しない11月~4月頃に行うのが望ましい。
- 網掛け…被害木にネットを巻きつけることで成虫の拡散防止となる。
〇ツヤハダゴマダラカミキリの特徴(PDFファイル:1.2MB)
※出典 福島県「在来種のゴマダラカミキリとの見分け方や雌雄の違いなど」
クビアカツヤカミキリ
クビアカツヤカミキリによるサクラやウメなどの樹木への被害が、県北地域でも確認されています。幼虫が木を食い荒らし枯死させることで、落枝や倒木などによる人的被害や、生態系への被害が拡大するおそれもあります。
那須塩原市内では確認されていませんが、成虫やフラス(木くずとフンが混ざったもの)を見つけたら、下記連絡先へ連絡してください。また、成虫は逃がさず、捕殺してください。
クビアカツヤカミキリとは
- 体長(成虫):約2~4センチメートル
- 特徴:成虫は、全体的に光沢のある黒色で、胸部(首部)が赤い。幼虫は樹木の内部で2~3年かけて成長し、6~8月上旬に成虫となって樹木の外に現れる。
- フラス:幼虫が樹木内部を食害する際(3月~9月頃)に排出する、木くずと糞の混ざったもの。
大量のひき肉状のフラスを樹木の外に排出する。 - 寄生植物:サクラ、セイヨウスモモ、ウメ、モモ、カキ、オリーブ、ハコヤナギ、ザクロ、コナラ、ヤナギなど
連絡先
- 果樹園等の場合:栃木県那須農業振興事務所 0287-22-2826
- その他の場合:那須塩原市環境課(0287-62-7141)又は、栃木県県北環境森林事務所(0287-23-6363)
↑成虫
↑1円玉との大きさの比較
↑脱出孔
↑フラス
※写真は全て栃木県提供
関連リンク
クビアカツヤカミキリの発見と被害発生について(栃木県のサイト)(別ウィンドウが開きます)(外部サイトへリンク)
クビアカツヤカミキリ チラシ (PDFファイル: 740.7KB)
クビアカツヤカミキリ 成虫の特徴 (PDFファイル: 294.0KB)
間違いやすいカミキリムシとの違い (PDFファイル: 459.4KB)
間違いやすいフラスとの見分け方 (PDFファイル: 377.1KB)
見つけたら駆除してください!
以下の特定外来生物は、繁殖力が非常に強く、一度定着すると在来の野草を駆逐してしまいます。管理している土地で見かけたら駆除し、繁殖拡大防止にご協力をお願いします。
きれいな花だからといって、自宅の庭などに植えてはいけません。
オオキンケイギク
- 開花時期:5~7月頃
- 高さ:0.3~0.7メートル
- 特徴:黄色い目立つ花を咲かせる。葉の形が細長く丸みを帯びている。多年草。
みんなで駆除しよう オオキンケイギク(製作:環境省九州地方環境事務所) (PDFファイル: 960.3KB)
※写真は環境省提供
※写真は環境省提供
オオハンゴンソウ
- 開花時期:7~10月頃
- 高さ:0.5~3メートル
- 特徴:鮮やかな黄色い花を咲かせる。花びらは10~14枚で細長く、やや垂れ下がる。多年草。
※写真は全て環境省提供
オオカワヂシャ
- 開花時期:4~9月頃
- 高さ:0.3~1メートル
- 特徴:鮮やかな青紫色の花を咲かせる。葉の縁は細かいギザギザ(鋸歯)があるが、ほとんどまるく見える。1年~多年草。
※写真は全て環境省提供
駆除・排出方法(上記3種類に共通)
- 根元から引き抜き、天日にさらすなどして枯死させる。
- ごみ袋(可燃)に入れ、種や根が飛散しないよう口元をしっかり結ぶ。
- 可燃ごみの日にごみステーションに出す。
この記事に関するお問い合わせ先
環境戦略部 ネイチャーポジティブ課 自然共生係
〒325-8501
栃木県那須塩原市共墾社108番地2
電話番号:0287-74-2602
ファックス番号:0287-62-7202
お問い合わせはこちら
- より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
-
更新日:2023年07月05日