サーキュラーエコノミーの取組紹介
サーキュラーエコノミーとは
サーキュラーエコノミーとは、日本語訳で「循環経済」のことで、「消費(投入)する資源を最小限に抑える」、「再生可能な資源の利用を進める」、「今ある製品は可能な限り長く使用する」などにより、製品の価値を維持し付加価値を生み出すことを目指す経済活動を指します。
サーキュラーエコノミーの取組を進めることで、使用する原材料(資源)を減らすことができます。また、使用する原材料(資源)が減れば、それらを得るために使用してきたエネルギーも減らすことができます。さらに、使用するエネルギーを減らしたり、ごみとしての焼却を減らしたりすることで、二酸化炭素の排出量を減らすことができます。
こうした取組により、ネイチャーポジティブ(生物多様性の回復)やカーボンニュートラル(脱炭素社会の実現)につながります。
ここでは、市で進めているサーキュラーエコノミーの取組を紹介します。
クリーンセンターにおけるリユースの取組(実証中)
那須塩原クリーンセンターに持ち込まれたものの中から、まだ使用できそうなものを選別し、リユース事業者等に売却できる可能性があるかを検証する実証事業を、令和6(2024)年10月1日から進めています。製品をより長く使用することで、環境負荷の低減が図れます。
クリーンセンターにおける羽毛布団のリサイクル
株式会社 丸八真綿と連携し、那須塩原クリーンセンターに可燃ごみとして持ち込まれた羽毛布団で、リサイクルができるものを選別し、リサイクルしています。布団から羽毛を取り出し、洗浄し、新たな羽毛製品としてリサイクルをしています。羽毛は水鳥から取れる貴重な天然資源です。資源を有効利用することで、環境負荷の低減が図れます。
クリーンセンターにおけるプラスチック製品のリサイクル
リバー株式会社 那須事業所等と連携し、那須塩原クリーンセンターに可燃ごみとして持ち込まれたプラスチック製品で、リサイクルができるものを選別し、リサイクルしています。リサイクルしたプラスチックは、新たなプラスチック製品の原材料として生まれ変わります。プラスチック製品は、石油由来の原材料からできています。資源として有効利用をし、また、焼却処理による二酸化炭素の排出を抑制することで、環境負荷の低減が図れます。
小学校・中学校・義務教育学校におけるペットボトルキャップのリサイクル
令和5(2023)年度に、黒磯小学校・黒磯中学校で児童・生徒が回収したペットボトルキャップをリサイクルし、学校で使用するごみ袋、エコナステーション(プラスチックの回収拠点)で使用するごみ袋を作成しました。目に見える資源循環の取組の一つであり、現在も学校ではペットボトルキャップの回収を続けています。令和6年度からは対象を広げ、多くの市内小学校・中学校・義務教育学校の協力を得ながら、当該取組を進めています。
市役所におけるペットボトルキャップのリサイクル(事業所としての取組)
市役所の一事業所の取組として、事業所から出るペットボトルキャップを分別回収し、リサイクルをしています。ペットボトルキャップは、単一的な素材からできているため、適切に分別をすることで、資源としての売却及び高度なマテリアルリサイクルをすることができます。皆様の事業所でも、環境負荷の低減や経費の削減等を図るため、ペットボトルキャップの分別回収及びリサイクルに取り組んでみませんか。
その他サーキュラーエコノミーの取組紹介
この記事に関するお問い合わせ先
環境戦略部 サーキュラーエコノミー課 資源循環係
〒325-8501
栃木県那須塩原市共墾社108番地2
電話番号:0287-62-7030
ファックス番号:0287-62-7202
お問い合わせはこちら
更新日:2024年11月18日