板室温泉

更新日:2021年11月30日

ジグザグに流れている川の向こうにある板室温泉とその奥に広がる紅葉の写真

板室温泉の紅葉

道の左右にならんでいる温泉街の様子の写真

温泉街

道の左側にならんでいて明かりが輝く夜の温泉街の様子の写真

夜の温泉街

所在地

那須塩原市板室地内

地図

内容

板室温泉は、那須連山の西端に位置し、清流那珂川の上流沿いにある山あいの静かな温泉地です。日光国立公園内にあり、標高は550メートル前後、豊かな自然景観や環境が保護されています。渓谷沿いの新緑や紅葉の景色は見事で、ドライブコースとしても人気があります。また、毎年5月にはたくさんの鯉のぼりが那珂川上空を遊泳します。

板室温泉は、後冷泉天皇の時代、康平2(1059)年3月に那須三郎宗重が鹿狩りのために山奥に入り発見したと伝えられています。現在では、その効能の高さから「下野の薬湯」としても知られています。

温泉は37℃から45℃のアルカリ性単純温泉で、古来より神経痛、リウマチ、高血圧、かっけ、脊髄病、小児麻痺などへの効能が顕著で、療養・保養の湯治場としての歴史があり、昭和46年には国民保養温泉地に指定されました。

板室の豊富な湯量と効能の高さ、周辺環境の良さを求めて首都圏を中心に多くの宿泊客が療養・保養に訪れます。温泉街には和風木造の建物や情緒豊かな町並みが残っていて、湯治場の歴史や雰囲気を感じることができます。

綱が5本吊るされている温泉の写真

板室健康のゆグリーングリーン綱の湯

岩で囲まれた露天風呂に2人の男性が入っている様子の写真

板室健康のゆグリーングリーン露天風呂

(注)板室健康のゆ グリーングリーンは市営の日帰り温泉入浴施設です。

板室温泉神社

温泉街の奥から5分ほど石段を上ると、板室温泉神社があります。寛文2(1662)年の創建で、本殿は文政10(1827)年に再建されました。

本殿は間口133センチメートル、奥行き121センチメートルの小さなものですが、柱や壁面に松竹梅や孔雀、竜などの見事な彫刻が施されています。また、拝殿近くには弘化3(1846)年に大田原城主が寄進した一対の石灯籠があり、参道入口にも寛政4(1792)年銘の石灯籠がある由緒ある神社です。

神社には古くから湯治客が納めていった杖が数多く奉納されており、「杖いらずの湯」などと呼ばれることもあります。他にも板室での湯治で回復したという方が奉納した額などもたくさんあり、板室の歴史を感じることができます。

赤い屋根の板室温泉神社の写真

板室温泉神社

周辺の観光スポット

石垣の上に建てられている板室自然遊学センターの写真

板室自然遊学センター

板室と奥那須の自然と歴史を紹介する展示館。展示スペースにはジオラマや模型などが並び、楽しみながら学ぶことができます。
観光パンフレットも取り揃えていますので、ドライブ途中の休憩や情報収集の場としてもご利用いただけます。

岩のくぼみにお地蔵様が置かれている籠岩地蔵の様子の写真

籠岩地蔵

灰色のカツラの木に覆われている木の俣地蔵の写真

木の俣地蔵

篭岩地蔵は、霊岩霊石のくぼみに神が宿ると考えた先人たちが湯治に訪れ、病全快のお礼にといつからともなく地蔵様を寄進したのが始まりです。
地蔵は、乳癌が治癒したことへのお礼で左胸をあらわした山の神の石像とも伝えられております。

木の俣地蔵は、平安時代以前に霊験あらたかな子宝祈願の地蔵尊として多くの参詣人が訪れました。

現在は、樹齢約500年のカツラの巨木に守られ、ひっそりとたたずんでいます。

篭岩地蔵閉鎖のお知らせ

東日本大震災の影響により篭岩地蔵の踊り場に落石(大きさ縦60センチメートル、70センチメートル、20センチメートル)があり、篭岩地蔵周辺の岩石の危険度を調査しました。

その結果、落石の可能性が非常に高い岩石が多数あることが判明したため、当面の間閉鎖します。

リンク

この記事に関するお問い合わせ先

産業観光部 ツーリズム推進課 観光施設係

〒325-8501
栃木県那須塩原市共墾社108番地2

電話番号:0287-74-2618
ファックス番号:0287-62-7223

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