帯状疱疹について

更新日:2025年07月18日

帯状疱疹は、「水痘・帯状疱疹ウイルス」というウイルスにより引き起こされる感染症です。水痘は一般的には「みずぼうそう」として知られており、小児によくみられる感染症です。水痘が治療した後もウイルスが神経に潜伏し、免疫低下や加齢に伴いウイルスが再び活性化することにより、帯状疱疹を発症します。

主な症状

皮膚に分布している神経に沿って、水疱が帯状に出現します。通常、皮膚症状の出現の2~3日前にかゆみ又は痛みが出現し、初期は皮膚が赤く腫れます。1週間程度経過すると、水疱が多発するようになり、発熱、頭痛、リンパ節の腫れなどの症状も出現するようになります。合併症として、帯状疱疹後神経痛と呼ばれる長期の神経痛があります。

原因と感染経路

神経に潜伏感染していた「水痘・帯状疱疹ウイルス」が原因で起こります。免疫低下や加齢に伴い、ウイルスが再び活性化することによって発症します。周囲への感染については、水痘ワクチン未接種者などの免疫を持たない人が接触等により感染して水痘を発症する可能性があります。全ての水疱がかさぶた化すれば、周囲への感染力はなくなります。

治療方法と予防方法

治療には抗ウイルス薬等が使用されます。より早期に使用すると効果が高くなる場合もありますので、症状がある場合は早期に医療機関を受診することが大切です。発症予防や重症化予防には予防接種が効果的です。平成28(2016)年には、水痘ワクチン(生ワクチン)の効果・効能に「50歳以上の方における帯状疱疹予防」が追加され、令和2(2020)年からは乾燥組み換え帯状疱疹ワクチン(不活化ワクチン)が使用可能となりました。

令和7(2025)年度からは帯状疱疹予防接種が国の定期予防接種の対象となり、対象となる方は接種費用の一部助成が受けられます。また、定期予防接種の対象外の方でも、市独自の助成制度が利用できる場合があります(50歳以上で過去に当該助成を受けたことがない方)。詳細は、以下のリンクをご覧ください。

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この記事に関するお問い合わせ先

保健福祉部 健康増進課 保健予防係

〒325-0057
栃木県那須塩原市黒磯幸町8番10号

電話番号:0287-62-7197
ファックス番号:0287-63-1284

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