那須野が原の開拓の歴史
開拓の歴史
日本最大級の扇状地「那須野が原」は、わずか140年前までは1万ヘクタールを超える荒野が広がっており、一筋の川の流れもありませんでした。
開拓に挑んだ人々の苦労と努力により、荒涼たる大地から豊饒なる大地へ変貌する開拓の歴史が「那須野が原の開拓の歴史」です。
明治15年(1882)に那須原飲用水路(なすはらいんようすいろ)が開通。明治18年(1885)には那須疏水(なすそすい)の開削が決定し、4月15日に烏ヶ森丘上において疏水開削の起工式が執り行われ、同年9月15日には本幹水路が完成しました。
起工式を行った4月15日を「開こん記念の日」として地域の重要な歴史を継承しています。
起工式が執り行われた烏ヶ森の丘
那須疏水の開通
明治18年9月15日、西岩崎から千本松にいたる16.3キロメートルの本幹水路が完成し、その後4本の分水路が開削され、那須疏水と呼ばれるようになりました。
那珂川から取り入れられた水は那須野が原を横断し、分水路によって大地を潤しました。
そこから支線が毛細血管のように走り、開墾により開かれた田に水を注ぎ続けており、今なお那須野が原の広大な大地を潤しています。
開こんに携わった先人たちの苦労をしのび、那須塩原の未来に思いをはせるため、起工式と同じ4月15日を機会に開こんの歴史を後世に伝えていきましょう。
詳しくは、次のパンフレットをご覧ください。

最初の那須疏水取入口
開拓の歴史伝承事業
◆那須野が原博物館無料観覧:4月15日 午前9時から午後5時
◆開拓の史跡めぐり:4月15日付近の土曜日
◆出張授業(小学校向け)
◆開こん記念祭紹介動画:https://youtu.be/UsC4isIm84E?feature=shared
那須野が原開拓の歴史が日本遺産に認定されています
平成30年に、明治期の華族が那須野が原に大規模農場を開設した歴史が日本遺産に認定されました。
関連リンク
この記事に関するお問い合わせ先
教育部 生涯学習課 文化振興係
〒329-2792
栃木県那須塩原市あたご町2番3号
電話番号:0287-37-5419
ファックス番号:0287-37-5479
お問い合わせはこちら
- より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
-
更新日:2025年02月19日