本郷町のケンポナシ
本郷町のケンポナシ
この樹木は、本郷通り東側の竹林の端に立っている巨木である。ここは津久井家旧屋敷跡西方の小高いところで、江戸時代には鍋掛から那須温泉へ至る「湯街道(ゆかいどう)」と呼ばれた古道に接していた。ケンポナシは県北では珍しい落葉樹で、このような大木は非常に貴重である。幹には全面に太いツタがからみ、特異な樹の姿である。
ケンポナシは、クロウメモドキ科の落葉高木で、初夏には緑白色の7ミリメートルほどの花が集まって小枝につき、果実は晩秋に熟し、厚く肥大した肉質の果軸(果柄がつく軸)は甘みがあって食べられる。葉は広い卵形で鋸歯(きょし)(葉の縁の、のこぎり状の細かな切り込み)がある。
名称
本郷町のケンポナシ(ほんごうちょうのけんぽなし)
指定年月日
平成14年(2002)4月23日
員数
1本
指定別
市指定
区分
記念物
種別
天然記念物
所在地
那須塩原市本郷町123-1
所有者
那須塩原市
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〒329-2792
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更新日:2021年11月30日