旧青木家那須別邸のアスナロ

更新日:2024年02月07日

旧青木家那須別邸裏手にある2本のアスナロは、別邸が復元に際し、もとあった位置から南に約60m移動する以前は、別邸に向かう杉並木の終点に位置しており、門柱のような役割を担っていたと考えられる。平成10年(1998)栃木県発行の「旧青木周蔵那須別邸修理工事報告書」によれば、別邸の移築の際に、移植が困難なことから、そのままの位置に留め置かれたとの記載がある。

別邸の建築は、明治21年(1888)であり、その後の増改築を経て、明治42年(1909)にほぼ現在の姿になったが、別邸正面の杉並木と合わせ植林されたとすれば、110~130年を経ていると推察される。

成木は尖った円錐状になるのが一般的だが、このアスナロは根本から複数の枝が広がっており、大変めずらしい樹形である。2本のアスナロは別邸の裏手30mの位置に16mの間隔をおいて、東西に並行して並んでいる。

東側のアスナロの根本周囲は約4.5m、主幹の目通り周囲は約3mであり、根本付近から8本の太枝が放射状に広がり、同様に枝分かれしている。最も太い枝の目通り周囲は、約1.8mである。樹冠は南北17m、東西18m、樹高は約20mである。

西側のアスナロの根本周囲は約5.5m、主幹の目通り周囲は2.6mであり、根本付近から6本の太枝が放射状に広がり、無数に枝分かれしている。最も太い枝の目通り周囲は約2mである。樹冠は南北9m、東西18m、樹高は約19mである。

東のアスナロ

東のアスナロ

西のアスナロ

西のアスナロ

名称

旧青木家那須別邸のアスナロ(きゅうあおきけなすべっていのあすなろ)

指定年月日

令和6年(2024)2月7日

員数

2本

指定別

市指定

区分

記念物

種別

天然記念物

所在地

那須塩原市青木29-2

所有者

那須塩原市

地図

この記事に関するお問い合わせ先

教育部 生涯学習課 文化振興係

〒329-2792
栃木県那須塩原市あたご町2番3号

電話番号:0287-37-5419
ファックス番号:0287-37-5479

お問い合わせはこちら

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
このページの情報は役に立ちましたか?



このページの情報は見つけやすかったですか?