離室城跡
康暦2年(1380)、宇都宮氏の著しい躍進と外交手段により塩原に進入してきた君島信濃守(きみしましなののかみ)は塩原温泉を守護するため、新たに出城を造り「離れ室」と称した。この城は、前方を箒川に巻かれ、後ろには山を背負い、眼下に塩原の盆地を一望することができ、守りに堅く、攻めるに困難な「地の利」をしめた地勢であった。
城郭は東西約50メートル、南北約36メートル。本丸を中心に北西には箒川の流れに沿って外堀を、東は緩やかな地形に沿って土塁と空堀(からぼり)を、南は富士山に対して土塁と空堀を設けており、規模は小さいながら山城の形態をよく残している。
名称
離室城跡(はなれむろじょうあと)
指定年月日
平成9年(1997)3月31日
指定別
市指定
区分
記念物
種別
史跡
所在地
那須塩原市塩原1450-1
所有者
個人所有
見学にあたって
駐車場なし
地図リンク
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更新日:2021年11月30日