嶽山箒根神社奥の院(本殿・他2社)
創立は不詳。崇神天皇の御代、東国に派遣された豊城入彦命が、人々の憚れる嶽山に登り、霊神を拝した。その際、群臣が「命の到るところ草の風に臥すごとく、塵芥を箒にて掃うがごときである」と言上したことから、命が当山を掃根山と名付けたという。源頼義が奥州征伐凱旋のおりに立ちより、神宝を奉納したと伝えられる。長承年間(1130年代)、宇都野鳩ヶ森城主山本尾張守(おわりのかみ)資家が社殿を建て、社領200石を寄進した。鳩ヶ森城主の祈願所であったが、天文12年(1543)には大田原城主の祈願社となる。
安永4年(1775)、大田原飛騨守(ひだのかみ)康清の大旦那により再建され、文久2年(1862)に現在の社殿を新たに建てた。
大正5年(1916)10月、同所の高清水神社・八雲神社・荻神社を合祀(ごうし)して箒根神社を村社嶽山箒根神社と改称した。
名称
嶽山箒根神社奥の院(本殿・他2社)(たけさんほうきねじんじゃおくのいん(ほんでん・ほかにしゃ))
指定年月日
平成5年(1993)3月31日
員数
3棟
指定別
市指定
区分
有形文化財
種別
建造物
所在地
那須塩原市宇都野1699
所有者
嶽山箒根神社
見学にあたって
駐車場有
地図リンク
嶽山箒根神社奥の院への地図(那須塩原市 電子地図サービスのサイト)(外部サイトへリンク)
本殿
![屋内にある、木で作られた嶽山箒根神社奥の院(本殿)の写真](http://www.city.nasushiobara.tochigi.jp/material/images/group/38/083takesanhoukinejinjyaokunoin1.jpg)
嶽山箒根神社奥の院(本殿)
概要
木造柿葺流造
間口1.55メートル、奥行1.37メートル
主祭神
豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)
配神
大己貴命(おおなむちのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)
熊野神社
![屋内にある、木で作られた嶽山箒根神社奥の院(熊野神社)の写真](http://www.city.nasushiobara.tochigi.jp/material/images/group/38/083takesanhoukinejinjyaokunoin2.jpg)
嶽山箒根神社奥の院(熊野神社)
概要
木造柿葺流造正面唐破風付
間口1.07メートル、奥行1.07メートル
主祭神
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、速玉男命(はやたまのかみのみこと)、事解男命(ことさかのおのみこと)
日光山神社
![屋内にある、木で作られた嶽山箒根神社奥の院(日光山神社)の写真](http://www.city.nasushiobara.tochigi.jp/material/images/group/38/083takesanhoukinejinjyaokunoin3.jpg)
嶽山箒根神社奥の院(日光山神社)
概要
木造柿葺流造
間口1.35メートル、奥行1.20メートル
主祭神
大己貴命(おおなむちのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)
この記事に関するお問い合わせ先
教育部 生涯学習課
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更新日:2023年07月25日