御公儀様御巡見日記帳

更新日:2026年04月01日

御公儀様御巡見日記帳表紙

天保9(1838)年に巡見使一行が関谷村を訪れたときの詳細な日記帳である。
天保11(1840)年に、当時の村役人であった室井金三郎(きんさぶろう)が大田原藩と相談の上、今後の参考のために、当時の御巡見使一行を迎え入れた大田原藩と関谷村の様子を日記帳に記録した貴重な歴史資料である。
この巡見使は、天保8(1837)年に50年ぶりに十二代将軍家慶(いえよし)へ代替わりしたことにより、派遣されたものである。それ以前には、宝永7(1710)年、延享2(1745)年、宝暦10(1760)年、天明8(1788)年に関谷村へ派遣されているが、6度目となる天保9(1838)年の派遣が最後となった。
このことから、幕府にとって当時の関谷村は、幕政の統計をとるための重要な定点であったことがわかる。
この時の巡見使の行程は、4月27日から11日間かけて、上野国桐生新町を出発し、下野国関谷村まで宇都宮城下町を経由して2町16村を検分した。
なお、天保年間は凶作が続いており、巡見使の対応についても倹約に努めるよう幕府から御触書が出ていたが、実際は多額の費用や人手を駆り出し、対応に苦心していたことがこの日記帳から読み取れる。
また日記帳には、宿泊当日の賄い状況を示す献立や出迎えた大田原藩の役人や村人の支度・振舞についても記載され、当時の生活状況を窺いしることができる。
この日記帳の希少性として、巡見使側の記録は多数残っているが、村側(受入側)の記録は極めて希である。

名称

御公儀様御巡見日記帳(ごこうぎさまごじゅんけんにっきちょう)

指定年月日

令和8年3月31日

員数

1点

指定別

市指定

区分

有形文化財

種別

歴史資料

所有者

個人所有

この記事に関するお問い合わせ先

教育部 生涯学習課 生涯学習係

〒329-2792
栃木県那須塩原市あたご町2番3号

電話番号:0287-37-5364
ファックス番号:0287-37-5479

お問い合わせはこちら

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
このページの情報は役に立ちましたか?



このページの情報は見つけやすかったですか?