ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー130)
今年の大発見~イワタバコ~
【平成27年(2015年)11月20日号】


先日小さな子どもが、見たことのない丸いドングリを拾ってきました。調べてみると、アベマキの実でした。すっかり秋になり、季節はどんどん冬に近づいているようです。野山に咲いている花はほとんど無くなりました。そこで秋の話になりますが、今年の大発見を紹介します。
板室付近で私の好きなイワタバコの群生を発見しました。塩原にあるのは知っていましたが、ここでは初めてでした。100株以上の紫色のイワタバコを見つけました。日陰のやや湿った場所なのでよく育ったようです。みんなで大切にしたいものです。
イワタバコは、イワタバコ科の植物で岩や石垣などに付いて育ち、葉はタバコの葉に似ている事からその名が付きました。葉は、無毛でみずみずしく、つやがあります。花期は、6月から9月と言われていますが、1カ所の花が長く咲いているわけではなく、咲き始める時期が場所によって違うのです。花は5裂しているので、星形に見えます。色は普通右下の写真のような紫色です。しかし、たくさん咲いているところをよく見ていくと、上の写真のような白い花に出会うことがあります。色素の遺伝子の異常によってできるそうです。典型的な花をメーンにすべきところですが、葉が比較的よく写っているので、白花の方をメーンにしてみました。
おさむ
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更新日:2021年11月30日