ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー111)

更新日:2021年11月30日

お腹が赤いの、いやいや白いの!?~ニホンヤモリとの50年ぶりの再会~

【平成26年(2014年)4月20日号】

定規で体長を測っている成体のヤモリの写真
手の平に乗った小さなヤモリの写真

いよいよ、2013年における塩原の自然との「素晴らしい出会い」、3回目です。

それは、1本の電話から始まりました。9月の夕方、市動植物調査を一緒にやっている同僚から「ヤモリ、採れたヨ!」と、突然の連絡が入りました。急いで現場に行くと、尻尾が切れてしまっていましたが、体長3センチメートルの小さなヤモリが袋の中でじっとしていました。「やっと会えたネ!」と声をかけたのは、彼と50年ぶりの再会だったからです。私が小学生のころ、夏の夜、自宅の窓によくエサを取りに来ていた時以来の出会いでした。

ヤモリ、漢字では、「守宮」、「家守」などと書き、昔は家を守る生き物とされていました。ヘビやトカゲと同じ爬虫類で、物のすき間に隠れるのが得意です。両生類のイモリは、お腹が赤いですが、ヤモリは、赤くありません。

そして、観察のためチビヤモリを自宅へ持ち帰り、4日後の夜中、「エッエッー!ウッソー!?」と、3度目の叫びが、自宅に響きました。なんと、チビヤモリの入ったケースのすぐ近くの壁に、成体のヤモリがくっついていたのです。まさか、自宅で本当の50年ぶりの再会ができるなんて…すごすぎます。

2014年春、少々の不安と大きい期待を持って、素晴らしい自然との出会い、スタートです!!

あきお

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