ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー114)
真夏の沼ッ原湿原~エゾスズラン~
【平成26年(2014年)7月20日号】


7月下旬の沼ッ原湿原は、ニッコウキスゲが終わり、かといってサワギキョウにはまだ早いという比較的落ち着いた時期です。しかし、モウセンゴケの白くて小さい花が咲いていたりクガイソウが咲いていたりと珍しいものが見られます。
他には、駐車場の入り口のところにイワガラミとツルアジサイが並んで咲いています。ノリウツギも咲いています。シモツケやウツボグサもたくさん咲いています。クガイソウは、2株見られます。それから昨年オオヤマサギソウを初めて見ました。ネバリノギランというユリ科の花も見られます。
エゾスズランはラン科の植物で、和名は北海道のスズランという意味ですが、全国に分布しているようです。しかし、スズランはユリ科で花の形が全く違い、名前以外の共通点はありません。
花の大きさは1センチメートルぐらいで、別名アオスズランといわれるようにやや緑色の花なので、ラン科にしては地味な花です。しかしよく見ると、中の方は黄色い部分や赤い部分があり、唇弁というランの花の特徴があります。
沼ッ原湿原では、東側の木道を歩いて行くと、木道のすぐ脇に数本咲いています。暑い時期ではありますが、ぜひ足を運んでみてください。
おさむ
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更新日:2021年11月30日