ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー114)

更新日:2021年11月30日

真夏の沼ッ原湿原~エゾスズラン~

【平成26年(2014年)7月20日号】

細い木の枝に生えているエゾスズランの写真
緑の葉に隠れたクガイソウの写真

7月下旬の沼ッ原湿原は、ニッコウキスゲが終わり、かといってサワギキョウにはまだ早いという比較的落ち着いた時期です。しかし、モウセンゴケの白くて小さい花が咲いていたりクガイソウが咲いていたりと珍しいものが見られます。

他には、駐車場の入り口のところにイワガラミとツルアジサイが並んで咲いています。ノリウツギも咲いています。シモツケやウツボグサもたくさん咲いています。クガイソウは、2株見られます。それから昨年オオヤマサギソウを初めて見ました。ネバリノギランというユリ科の花も見られます。

エゾスズランはラン科の植物で、和名は北海道のスズランという意味ですが、全国に分布しているようです。しかし、スズランはユリ科で花の形が全く違い、名前以外の共通点はありません。

花の大きさは1センチメートルぐらいで、別名アオスズランといわれるようにやや緑色の花なので、ラン科にしては地味な花です。しかしよく見ると、中の方は黄色い部分や赤い部分があり、唇弁というランの花の特徴があります。

沼ッ原湿原では、東側の木道を歩いて行くと、木道のすぐ脇に数本咲いています。暑い時期ではありますが、ぜひ足を運んでみてください。

おさむ

この記事に関するお問い合わせ先

企画部 企画政策課 情報戦略係

〒325-8501
栃木県那須塩原市共墾社108番地2

電話番号:0287-62-7109
ファックス番号:0287-62-7220

お問い合わせはこちら

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
このページの情報は役に立ちましたか?



このページの情報は見つけやすかったですか?