ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー120)

更新日:2021年11月30日

名前の悪い植物~クサギ~

【平成27年(2015年)1月20日号】

日留賀岳の高い所から撮影した風景とクサギの花の写真
黒い実がなったクサギの花の写真

皆さん、寒い時期ではありますがお元気でしょうか。あまり植物の撮影もできない時期なので、季節外れの植物の紹介でご容赦ください。

名前の悪い植物はヘクソカズラやヨゴレネコノメなどいろいろあります。今回紹介するのは、クサギです。葉や枝をちぎったりもんだりすると、臭いからクサギ。なんとシンプルかつストレートな名前ではありませんか。

クサギの写真は、日留賀岳に登ったときにきれいな花が見られたので撮影しました。遠くに塩原の温泉街が写っています。標高1000メートル付近の高い所で撮影しましたが、平地でも見られます。

クサギは私の持っている本では、クマツヅラ科ですが、最近シソ科になったそうです。花は、赤い萼から白い花弁を出し、その中から長い1本の雌しべと数本の雄しべが突き出ています。1本の木にたくさんの花が咲くので、とてもきれいです。

10月になると、実がなります。黒い実は、アサガオと同様に4つの種が1つにまとまっています。鳥が食べてそのふんで種子が広まるタイプなので、一層鮮やかな色になった萼は、星のように広がり目立つようにしていると言われています。

クサギはパイオニア植物と言い、ダムなどを造った裸地に真っ先に生える植物です。11月になってもまだ実が残っていました。

おさむ

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