ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー120)
名前の悪い植物~クサギ~
【平成27年(2015年)1月20日号】


皆さん、寒い時期ではありますがお元気でしょうか。あまり植物の撮影もできない時期なので、季節外れの植物の紹介でご容赦ください。
名前の悪い植物はヘクソカズラやヨゴレネコノメなどいろいろあります。今回紹介するのは、クサギです。葉や枝をちぎったりもんだりすると、臭いからクサギ。なんとシンプルかつストレートな名前ではありませんか。
クサギの写真は、日留賀岳に登ったときにきれいな花が見られたので撮影しました。遠くに塩原の温泉街が写っています。標高1000メートル付近の高い所で撮影しましたが、平地でも見られます。
クサギは私の持っている本では、クマツヅラ科ですが、最近シソ科になったそうです。花は、赤い萼から白い花弁を出し、その中から長い1本の雌しべと数本の雄しべが突き出ています。1本の木にたくさんの花が咲くので、とてもきれいです。
10月になると、実がなります。黒い実は、アサガオと同様に4つの種が1つにまとまっています。鳥が食べてそのふんで種子が広まるタイプなので、一層鮮やかな色になった萼は、星のように広がり目立つようにしていると言われています。
クサギはパイオニア植物と言い、ダムなどを造った裸地に真っ先に生える植物です。11月になってもまだ実が残っていました。
おさむ
この記事に関するお問い合わせ先
企画部 企画政策課 情報戦略係
〒325-8501
栃木県那須塩原市共墾社108番地2
電話番号:0287-62-7109
ファックス番号:0287-62-7220
お問い合わせはこちら
- より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
-
更新日:2021年11月30日