ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー101)

更新日:2021年11月30日

ニシキウツギ~2色の花が咲く7月の花~

【平成25年(2013年)6月20日号】

花の色がピンク色になったニシキウツギの写真
真っ赤な花のベニバナニシキウツギの写真

7月になると沼ッ原湿原にはいろいろな花が咲き出しますが、それらのうちから今回はニシキウツギを紹介します。

ニシキウツギは、スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木です。沼ッ原湿原では、駐車場の手前の車道で私たちを出迎えてくれます。ニシキウツギは花の色が白または淡い黄色からピンクに変わり、1本の木に白とピンクの花が同時に見られるので、「2色」の意味でニシキという名が付いています。

ニシキウツギの仲間は、ベニバナニシキウツギやタニウツギがあります。ベニバナニシキウツギは、沼ッ原湿原にも見られます。写真の通りニシキウツギと違って全ての花が真っ赤です。タニウツギは、沼ッ原湿原には見られませんが、那須の山にはたくさん見られます。花が全てピンクのきれいな花です。これらタニウツギ属の木は、花の色だけでなく葉の裏側の毛の付き方などで見分けることができます。

ウツギとは「空木」と書くとおり、枝の内部が笹のように空っぽになっている木を指します。一口にウツギといっても、ノリウツギのようなユキノシタ科のものもあります。またコゴメウツギのようなバラ科のものもあります。

おさむ

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