ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー102)
真昼にソフトボール誕生!~雨がない梅雨に、モリアオガエルの産卵始まる~
【平成25年(2013年)7月20日号】


今年は例年にない早さで、梅雨入りをしました。梅雨入りのニュースがあった日と次の日に少々の雨が降り、「今年は、本当に早い梅雨だなアー!」と思っていたら、夏本番のような晴天が続いて全国から水不足のニュースが届くようになってしまいました。
その影響からか、塩原で毎年5月下旬から産卵をはじめるモリアオガエルの行動も、今年は見ることができずにいました。
6月4日、この日も素晴らしい青空の一日でした。箱の森プレイパークの湿性園で、いつものように観察をしていると、池の中に2匹のモリアオガエルのオスを見つけました。「次の雨の後に、いよいよ産卵が始まるのか!」と期待していると、なんとその日の午後に、ソフトボール状のものが樹上にあるではありませんか。直径10センチメートル大の立派なモリアオガエルの卵塊が産みつけられていました。普通は夜間か、昼間でも雨で湿度が高い日に産卵が行われるのに、湿度が低く、ましてや晴天の昼間に産卵するなんて、本当にビックリしました。泡の中の卵は、約2週間でオタマジャクシになって、水中へ落下します。梅雨らしい、優しい雨が降ることを願いつつ、この卵塊を見守っていくことにしました。
あきお
追伸 6月14日に無事オタマジャクシが落下しました。よかった!!
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更新日:2021年11月30日