ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー108)

更新日:2021年11月30日

動くマンゴーの種!?~塩原でタガメと初の出会い~

【平成26年(2014年)1月20日号】

幻の生物になりつつある貴重なタガメの写真
稲に産卵したタガメの卵の写真

10月20日号に掲載したタカチホヘビとの出会いから2カ月後の7月下旬、友人から変な電話がかかってきました。「先生、川の中で、マンゴーの種が動いている!? 気持ち悪いから見に来て!!」とのこと。でも、私も箱の森プレイパークで勤務中だったので「今行けないから、こっちに持ってきて、そのマンゴーの種(なんで種が動くんだ。マンゴーの種ってなんだ)」と、とんちんかんな返事をしてしまいました。

待つこと30分、友人が恐る恐るその動くマンゴーの種の入ったバケツを持ってきてくれました。そして中をのぞくと「エーっ!うそダ!?本当!?エーッ!」と叫び声を上げてしまいました。

そこにいたのは、「タガメ」でした。水生昆虫の王者で、私が小さいころから塩原で探し続け、見つけることができなかった虫です。黒磯地区や箒根地区では確認していましたが、塩原では初めてでした。

タガメは、環境破壊などで、個体数が激減し、今は、幻の生物になりつつある貴重な昆虫です。それが、突然塩原で採集されたのです。うれしいやら、びっくりするやら、2013年における塩原の自然との第2の「素晴らしい出会い」になりました。

あきお

(追伸)マンゴーの種を調べたところ、本当にタガメそっくりでした。これまたびっくりです。友人に感心しきりです。

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