ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー110)
春はこの花から セツブンソウ ~春を告げるかわいらしい花~
【平成26年(2014年)3月20日号】


小学校の卒業式の頃になると、今年はセツブンソウがそろそろ咲くかなと気になってきます。雪の残り具合で開花日が大きく前後するからです。
2月中旬に県南でセツブンソウが咲き始めたという話を聞くと、今年はいつ市内に観察に出かけようかなとカレンダーをめくります。いよいよカメラを持って山歩きを始める頃になります。
セツブンソウは、キンポウゲ科セツブンソウ属の多年草で、石灰岩地を好むと言われています。花の直径は約2センチメートルと小さい花で、かわいいという言葉がよく似合う花の一つです。
キンポウゲ科の花の特徴として、花弁(花びら)はなく、白い花弁のように見えるものは、萼片(花弁の外側にある花を支える部分)です。先が黄色く雄しべのように見えるものは蜜槽(花の蜜を分泌する腺)で、花弁が退化したものです。
ところでセツブンソウが咲く場所は市内で数カ所確認されていますが、場所によって花の大きさが違います。また中には萼片が黄色味がかったものや八重咲きのようなものもあります。
今年はいつどれだけ咲くのか楽しみです。本当に貴重な花なので、みんなで大切にしていきたいと考えています。
おさむ
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更新日:2021年11月30日