ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー95)
今年は無事に山へ帰りました!~サンショウウオとモリアオガエル~
【平成24年(2012年)12月20日号】


今年、塩原は極端な天候不順にみまわれ、5月は大雨、8月は雨不足という、両生類にとって大変な1年だったと思います。そんな中、うれしい出来事が二つありました。
一つは、昨年1匹も山へ戻る個体がいなかったトウホクサンショウウオの産卵場で、山へ戻る個体に出会えたことです。例年よりちょっと遅い4月中旬に産卵が始まり、5月にはたくさんのオタマジャクシが生まれました。その後、すくすくと成長し、9月中旬には、りっぱな成体に変わった姿が見られました。
もう一つは、大沼で3年ぶりにオタマジャクシからカエルに変わったばかりのモリアオガエルに出会えたことです。8月下旬、フナにオタマジャクシが食べられないように作った保護区の近くでのことでした。体の大きさが2センチメートルぐらいの緑色をした、かわいいチビッコガエルです。「また、ここへ、卵を産みに帰ってきてくれよ!」と声をかけると、ピョンと手から元気に飛び出し、山の中へ戻っていきました。
さあ、また来年も、彼ら小さな生き物たちと、楽しく1年過ごせるように、がんばっていきま~す!
あきお
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更新日:2021年11月30日