ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー76)
妖精の後に
【平成23年(2011年)5月20日号】
カノコソウ
カザグルマ
オオカメノキ
暖かな日が続くようになり、野山を歩くのがとても楽しくなりました。
5月も後半になると、カタクリやショウジョウバカマ、ヤマエンゴサクなどのいわゆるスプリングエフェメラル(春の妖精…春の儚いもの)が、すっかり見られなくなります。その後の野山には、ヒトリシズカやフタリシズカ、ホウチャクソウ、ラショウモンカズラなどの花が咲きます。
今回は、今頃見られる花から3種類を紹介します。
カノコソウ
オミナエシ科たくさんのつぼみとまばらに咲く花の様子が、鹿の子模様に見えることからこの名が付きました。大きさが3ミリの小花がたくさん咲きます。古くから吉相根と呼ばれ、その根が沈静薬として用いられてきました。
カザグルマ キンポウゲ科
ご覧の通り花が風車に似ているので、この名が付きました。全国的に数が減り、絶滅危惧種に指定されています。クレマチスの原種です。
オオカメノキ スイカズラ科
葉が亀の甲羅のように見えることからこの名が付きました。別名はムシカリです。野山を歩くと、すぐに見つけられます。白く開いて見える花は、装飾花で雄しべや雌しべがありません。写真左側の小さな花が本当の花です。
おさむ
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更新日:2021年11月30日