ちっちゃな自然み～つけた(ナンバー81)

【平成23年(2011年)10月20日号】

残暑が厳しかった9月も終わり、いよいよ紅葉の季節ですね。でも夏の終わりの頃に撮影した植物があるので紹介させていただきます。

まずレンゲショウマですが、開花情報を得たので、この花を求めてひたすら歩きました。とても好きな花なのです。歩き続けること約50分、とうとう見つけることができました。さらにハクサンオミナエシやトモエシオガマも見つけることができました。那須の山にはたくさん咲いているのですが、他で見つけられたのは珍しいことです。

沼ッ原には、アケボノソウが咲いていました。夏の終わりの定番です。ここの花の季節は、もう終わりに近づいています。

レンゲショウマ
キンポウゲ科の多年草。高さは30センチメートルくらいです。やや薄暗い林の中に下向きに咲く花で、8月中下旬に開花します。

トモエシオガマ
ゴマノハグサ科の多年草。シオガマギクと似ていますが、一番上にだけ花をつけているのがトモエシオガマです。

アケボノソウ
リンドウ科の多年草。花弁の先の黒く細かい斑点を夜明けの星にたとえた夏の終わりの花です。

おさむ