ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー67)

更新日:2021年11月30日

チョウの発生期と回数

【平成22年(2010年)8月20日号】

標高の高い山地に生息するエルタテハの写真

エルタテハ

晩夏に発生するキベリタテハの写真

キベリタテハ

チョウの成虫が発生する時期や回数は、種類や地域によって大きく異なっています。

ツマキチョウやコツバメのように春に1回だけ発生するもの、モンシロチョウのように春から秋まで何回も発生するもの、多くのミドリシジミ類のように6〜7月に1回だけ発生するもの等です。

これらの違いは、主にそのチョウの幼虫が食べる、植物類の状態で決まっているようです。幼虫が利用できる芽や若葉、蕾や花、さらに幼果が有るか無いかによって左右されているのです。

また、緯度や標高の差により生じる、特に温度の違いも関係しています。全国的に分布するチョウの中には、本州では秋から早春には見られないのに、南西諸島ではほぼ1年中発生する場合があります。

エルタテハとキベリタテハは、共に年1回、これから迎える晩夏に発生します。

両種とも北方系の種類で、市内では標高の高い山地に生息しています。幼虫はダケカンバやシラカンバ等の葉を餌としています。

(つよし)

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