ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー53)
塩原春の大行事「カエル合戦」
【平成21年(2009年)6月5日号】
4月半ばの箱の森プレイパーク。「クックックッ」「クックックッ」と湿生園に春本番を告げる声が聞こえはじめました。声の方に近づいてみると、ゴソゴソと、大きなガマガエルが、池に向かって行進していました。よく見ると、小さなカエルをおんぶして、行進をしているカエルもいます。(おんぶされているのが、お父さんガエルです。)アズマヒキガエルです。
近畿地方から北の本州に生息しているカエルで、体長は15センチをこえます。冬眠からさめて、産卵を行うために、池へと集まってきているのです。この池には、多いときには、50匹以上のカエルが集まり、上と下への大騒ぎになります。これが、通称『カエル合戦』といわれるものです。
その後、池の中は、細いひも状の卵塊でいっぱいになります。長いものでは、5メートル以上にもなり、1,500から8,000もの卵が入っているそうです。そして、3週間もすると、今度は、小さな小さなオタマジャクシで、池の中が真っ黒になってしまいます。
6月になったら、ぜひ箱の森の来てください。以前このコーナーで登場した「一円玉にのるカエル」に成長した彼らに出会えるかもしれません。
あきお
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更新日:2021年11月30日