ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー54)
今年も咲いたニッコウキスゲ
【平成21年(2009年)7月5日号】
オオムラサキはその種名のとおり、とても大型のタテハチョウで、世界的に見ても大型の種類にランクされます。オスの翅の表面中央は、濃い紫色の斑紋を装い、素晴らしい輝きを発します。一方、メスには紫色の部分がなく一様にこげ茶色をしています。
オオムラサキは、6月の下旬から7月の上旬にかけて成虫が羽化します。樹液が大好物で、クヌギやコナラの林に良く集まります。時には大きな翅をばたつかせ、スズメバチ類やクワガタムシ類を追い払って、樹液を吸います。
オスは夕方に、木の高い所で、縄張りをつくります。この時には縄張りに侵入した昆虫類のほか、ツバメなどの小鳥まで追い払うことがあります。正に「森の王様」です。
幼虫は、エノキ類の葉を食べて成長します。8月の初め頃に孵化した幼虫は、ゆっくりと成長し、幼虫の状態で越冬します。秋が深まってきた頃、エノキ類の木の根本に溜まった、落ち葉の裏側に潜り込んで長い冬を過ごします。
(つよし)
この記事に関するお問い合わせ先
企画部 企画政策課 情報戦略担当
〒325-8501
栃木県那須塩原市共墾社108番地2
電話番号:0287-62-7109
ファックス番号:0287-62-7220
お問い合わせはこちら
- より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
-
更新日:2021年11月30日