ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー56)

更新日:2021年11月30日

草の上に、ソフトボール?

【平成21年(2009年)9月5日号】

葉っぱに隠れているモリアオガエルが白い膜のようなものを出している写真
河原から撮影された対岸に産み付けられたモリアオガエルの卵の写真

 6月下旬のある日、箱の森の徒渉池付近を歩いていると、水際の草の上に、ソフトボール…?でも、よく見ると、それは、モリアオガエルの卵塊(らんかい)でした。モリアオガエルは、全身緑色をした体長40ミリから、80ミリの大型のカエルです。彼らの一番の特徴は、木の上に泡状の卵塊を作るということでしょう。塩原では、6月から、7月上旬にかけて、1匹のメスに、3匹から5匹のオスが集まり、泡のなかに、約150個の~200個の卵を樹上に産みつけます。

しかし、この卵塊はというと、木の上ではありません。6月、雨が少なかったためか、水のあるとこへ産んでしまったのかもしれません。でもここは、子供たちにとって楽しい水遊びの場所です。知らずに子供たちが踏んづけてしまうかもしれません。そこで、大きくなるまで、クワガタ・カブト館で、あずかることにしました。大きくなったら、徒渉池のそばにある湿生園の池へ、返してやろうと思ってます。

9月上旬には、小さな緑色の子ガエルになっているでしょう。ぜひ、箱の森へ会いに来てください。

あきお

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