ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー57)

更新日:2021年11月30日

ツマグロヒョウモン

【平成21年(2009年)10月5日号】

石の上にとまったツマグロヒョウモンの写真

最近地球の温暖化に伴い、本来の生息地からより北西部へ分布を広げる昆虫が、話題になっています。県内では、モンキアゲハの分布拡大が、よく知られています。このチョウは、もともとミカン栽培の北限地で有名な、茂木町国見を北限に生息していました。

ところが、1980年代から宇都宮市などでも発生を始め、現在では那須塩原市内でも蛹で越冬できるようになりました。今回ご紹介するツマグロヒョウモン(端黒豹紋)も、その代表的な種類です。

従来は本州中部地方以南に定着していたのですが、年々北上を続け2000年代からは、県内にも侵入し、現在では、市内でも度々確認されるようになりました。幼虫は栽培種を含むスミレ類の葉を食べて成長します。量販店などでは冬でもパンジーの青々とした葉があり、実際に店先で幼虫が確認された例もあります。

(つよし)

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