ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー58)
葉まで美しいシオガマ
【平成21年(2009年)11月5日号】
秋の野原のいつもの場所にいつものようにコシオガマが咲きました。シオガマの仲間には、エゾシオガマ・トモエシオガマ・ヨツバシオガマ・タカネシオガマなど(シオガマギク属)があり、多くは高山植物です。しかし、コシオガマは平地の田の畦で見られます。秋に見られる花の中でもとても好きなものの一つです。コシオガマというくらいですから、小さな花です。約2センチメートルくらいです。
ところで、シオガマという名前ですが、昔浜で美しいものは塩釜(海水を煮詰めて塩を作る釜)の煙だったそうです。そこで、葉まで美しい植物をシオガマと名付けたそうです。駄洒落(だじゃれ)のようですが。このことは、いろいろな図鑑やホームページに書いてあります。本当かどうかはよく分かりませんが,おもしろいネーミングですね。
コシオガマ(ゴマノハグサ科コシオガマ属)
写真の花の色は濃いピンクです。図鑑によればもっと淡いものもあるようです。日当たりのよい田の畦などで見られます。花の数は、一本に数個で、シオガマギク属に比べると地味です。ママコナという同じ科の花に少し似ていますが、ママコナの花期は7~8月です。 写真の葉の色は、中央部が淡い緑色で縁がやや赤みを帯びた褐色です
おさむ
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更新日:2021年11月30日