ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー212)
いつの間にか身近な存在に~ツマグロヒョウモン~
【令和5(2023)年1月号】
秋に公園や庭でもっとも目を引くチョウといえばツマグロヒョウモンでしょう。メスの前ばねは端が黒く、その中に白い帯があるのが特徴です。
ツマグロヒョウモンは、本来は暖かい地域にすむチョウで、2000年までは県内ではほとんど見られませんでした。しかし、温暖化によって冬の最低気温が上昇したことで幼虫が越冬できる地域が広がったことに加え、ガーデニングブームにより幼虫が好むパンジーが各地に植えられたことで、急速に分布が北上し、数を増やしていきました。
普段何気なく見ている身近な生き物も、私たち人間の活動によって変化していることを実感させられます。
じゅんじ
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更新日:2022年12月20日