ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー192)
森を育てるお手伝い!?~ヤマガラの貯食~
【令和3(2021)年5月号】
ヤマガラは、スズメほどの大きさのシジュウカラの仲間です。繁殖期には「ツツピー ツツピー」とゆっくりとしたテンポでさえずります。人懐っこい性格で、人の手からエサをついばむ様子が、たまにテレビで紹介されます。秋になると、エゴノキやアカマツなどの実を土の中や樹皮のすき間などに埋めて隠します。これは「貯食」と呼ばれる行動で、食物の少ない冬に掘り出して食べる習性です。埋めた実が食べられずに残ると、そこから芽が出て幼い木が育つこともあるようです。5月10日から16日までは愛鳥週間(バードウィーク)です。身近な野鳥のかわいらしいしぐさに目を向けてみてはいかがでしょうか。
じゅんじ
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更新日:2021年11月30日