ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー181)
鳴き声を聞きましたか? ~カッコウの子育て事情~
【令和2(2020)年5月5日号】
カッコウって?
初夏から盛夏にかけて、繁殖に訪れる夏鳥。ハトよりやや小さめで、翼が長く、スマートな体形をしている。背側は青みを帯びた灰色で、腹側は白地に黒い横縞が入る。見た目はホトトギスに似ている。

カッコウ

オナガ
かっこう かっこう しずかに ♪
童謡と特徴的な鳴き声でおなじみのカッコウは、5月のゴールデンウィークを過ぎた頃に、暖かい地域から日本に渡って来ます。霧に覆われた高原にいるイメージがありますが、平地の農耕地や市街地などでも見られます。
カッコウは、自分で巣を作ったり、子育てをしたりせずに、他の鳥の巣に卵を産み、その親鳥(宿主)にひなを育ててもらう「托卵」という習性をもっています。托卵の相手は、オオヨシキリ、モズ、ホオジロ、オナガなどが知られています。カッコウは、相手をだまして楽をするずる賢い鳥と思われがちですが、自分を育てた親と同じ種類の宿主にしか托卵しないため、宿主がいなくなると繁殖できなくなるリスクを背負っています。
カッコウは、ヨーロッパやアフリカ、アジアに広く分布します。しかし、イギリスなどでは近年著しく減少しているという報告があります。日本では、生息状況を調べたデータがほとんどないため、詳しい状況は分かっていません。
そこで、カッコウが市内のどこに生息しているかを調べてみたいと思います。カッコウの鳴き声を聞いたら、日にちや場所を那須野が原博物館にお知らせください。アンケート調査の詳しい内容は、博物館ホームぺージをご覧ください。皆さんからの情報をお待ちしています。
じゅんじ
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更新日:2021年11月30日