ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー174)
あぜ道には花がいっぱい ~コシオガマ~
【令和元年(2019年)10月5日号】
コシオガマって?
ハマウツボ科コシオガマ属
学名:Phtheirospermum japonicum
9~10月に水田のあぜなどに紅紫色に咲くシオガマの一種。


夏が過ぎ、ここ数年の危険なほどの猛暑は忘れてしまい、朝晩が寒いなんて言うようになりました。野山はすっかり秋模様です。
今回紹介するのは、寺子の豊岡地区とそこに咲くコシオガマなどです。豊岡地区には農業用の大きなため池があり、秋になると、その周辺のあぜ道には、さまざまな花が咲きます。ヤマラッキョウ・ヤクシソウ・ミゾソバ・アキノウナギツカミ・ナギナタコウジュ・ツリガネニンジンなどです。もちろん豊岡地区以外の野山でも同じような花が咲いています。
コシオガマは、ハマウツボ科コシオガマ属(以前はゴマノハグサ科だったので、古い図鑑にはそのように書かれています)の一年草で、草丈が30~60センチメートルで日本中に分布しています。秋に咲く花は黄色いものが多いのですが、コシオガマは写真のような赤い花なので見つけると少し嬉しくなります。
那須山で名前にシオガマとつくものはエゾシオガマやトモエシオガマです。シオガマという名の由来は諸説あるようですが、シオガマの葉が美しいので、「葉まで美しい」から‶浜で美しいものは、海水から塩を作る塩竈の立ちのぼる煙”なので、シオガマという名がついたと言われています。なんともだじゃれのような話ですね。確かにシオガマの葉は縮れた感じが独特です。ぜひ秋の野山を歩いて秋の花を楽しんでください。
おさむ
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更新日:2021年11月30日