ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー157)
春まっさかり~若見山のイワウチワ~
【平成30年(2018年)5月5日号】
イワウチワって?
イワウメ科イワウチワ属 Shortia uniflora
春先に山の尾根などに咲く多年草。葉の形がうちわのようなので、この名がついた。
5月になりました。寒い冬が終わり、急に春が来て皆様は体調を崩していないでしょうか。私は異動で元の職場に籍を置くようになりました。「出戻り」とでも言うのでしょうか。でも一生懸命働きたいと思っています。野山はすっかり新緑の時期を迎えています。さあ山歩きをしましょう。
今回紹介するのは、若見山とそこに咲くイワウチワです。若見山は比較的楽に登れるので、運動不足の方にお薦めです。上塩原から尾頭トンネルに向かう途中のスノーシェルターを過ぎたところに登山口があります。1時間ほど登ったあたりにイワウチワの群生が見られます。さらに1時間ほど登ると頂上に着きます。頂上に着いても眺望は得られません。ただ、途中にはイワウチワの他に、カタクリやエイザンスミレ、ヒトリシズカなどの花も見られました。ここでは、平地よりも1ヶ月ほど遅く開花するからです。
イワウチワは、草丈が10センチメートル程度で、花茎の先に2センチメートル程度の花を1つつけます。花びらの先はギザギザしており、アサガオのように繋がっている合弁花ですが、5つに分かれているように見える切れ目があります。色はピンクですが、個体によって濃淡があります。葉は長さ幅ともに4センチメートルくらいで、先がへこみ、縁には波状の鋸歯があります。比べられることが多いイワカガミほどの艶がありません。ぜひ見比べてください。
おさむ
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更新日:2021年11月30日