ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー160)
さわやかな尾根歩き~大峠のウスユキソウ~
【平成30年(2018年)8月5日号】
ウスユキソウって?
キク科ウスユキソウ属 Leontopodium japonicum
ヨーロッパのエーデルワイスの仲間で、花の外側の包葉が白く、雪が積もったように見えることからこの名がついた。
8月になりました。野菜を作っている私は、酷暑にならないといいなとか、台風があまり来ないといいなとか願っています。さて、今回紹介するのは、大峠から流石山と大倉山までの気持ちの良い尾根歩きと、そこに咲くウスユキソウです。
大峠までは、福島県側から行くと楽に行けます。白河方面から甲子を通り、観音沼を過ぎ、山道をずっと走っていくと、駐車場があります。駐車場からは1時間弱で大峠に着きます。(途中の道路が崩壊し、通れないという残念なニュースが入ってきました。仕方がないので今年は南側から入り、三本鎗岳を経由して行ってきました。復旧を心待ちにしています)
ウスユキソウは、キク科ウスユキソウ属の多年草で、仲間が9種類ほどあります。高山に咲き、頭花の下の星形の葉(包葉)の白い綿毛が、降り積もった雪のようなのでその名がつきました。ヨーロッパでは歌で有名なエーデルワイスと呼ばれています。ウスユキソウは、草丈が15~50センチメートル。日本中に分布していますが、那須では大峠付近と南月山付近にしか見られません。
また、他のウスユキソウの仲間は那須には見られません。頭花は中央のやや黄色い部分で、頭花にはっきりした柄があります。秋が近づくと、頭花が茶色くなっていきます。本市では、準絶滅危惧種に指定されています。生育の状態を注意深く見守っていきたいと思います。
おさむ
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更新日:2021年11月30日