ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー164)

更新日:2021年11月30日

今年も会えた幻のヘビ ~日本在来種のシロマダラ~

【平成30年(2018年)12月5日号】

シロマダラって?

日本固有種のヘビで、北海道から九州にかけての山地から平地まで、さまざまな場所で確認されている。しかし、夜行性で小型のヘビなので、発見しにくい。ほかの爬虫類がエサになるので、生息するためには、より豊かな自然環境が必要になってくる。幼蛇は、白と黒のコントラストがより鮮明で、頭の後方に一対の白い大きな斑紋を持つ。

男性が手に乗せたシロマダラ君に興味津々の女の子の写真「「産業文化祭」
手のひらの上でとぐろを巻くシロマダラの写真

今年も、もう少しで終わります。しかし、今年は雨の降らない梅雨、ものすごい暑い日が続いた夏、日照時間が極端に少なかった9月と、天気の変化が非常に大きかった一年になりました。

その影響からか、今年は友だちのヘビたちに出会う機会も、かなり少なかったように思えます。涼しい場所を見つけて、じっとしていたのかもしれません。今年はこれで終わりかなと思っていた10月初め、友人(人間の!)から、「昨年と同じヘビ見つけた!」と電話が。急いで会いに行くと、そこにいたのは、クロとちょっとピンクがかったストライプ状の模様を持った、めったに出会えない友だち(ヘビの!)シロマダラでした。このヘビは、夜行性で、なかなか見つけることができず、ほかのヘビに比べ生息数も少ないと思われていることから、「幻のヘビ」と言われています。友人(人間の)は、2年連続で、幻との出会いに成功しました。うらやましいかぎりです。

そんな珍しいヘビを、みんなに知ってもらおうと、西那須野産業文化祭に展示したところ、一人の女の子が、「ヘェー、こんな変わったヘビもいるんだネ。お母さん、カワイイネ!」と言ってくれました。「ありがとう、これからもいろんな自然に出会ってネ!」と、思わず握手をお願いしてしまいました。さあ、新しい年がやってきます。新しい自然との出会いにも期待しましょう。

あきお

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