ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー152)
でっか~い!でも、カワイイ!~アズマヒキガエル登場~
【平成29年(2017年)12月5日号】
「蛙合戦」って知ってる?
蛙合戦とは、カエルたちが数多く一か所に集まって産卵することを言います。特にガマ合戦と言われるヒキガエル類のカエル合戦は有名で、時には100匹以上の個体が集まります。ヒキガエル類の卵の特徴は、ひも状をした袋の中に入っていることです。アズマヒキガエルは、その中に1500から8000個の卵を産みます。


「何これ?」「これ、カエルですよネ?」「デケー!、スゲー!」「でも、なんかカワイイ!」と、いろいろな言葉が机の上の一つのケースの前で飛び交っていました。これは、10月に行われた西那須野産業文化祭での一コマです。この日、私は市環境管理課のブースのお手伝いとして、展示された生き物たちを解説していました。
その中で、みんなの注目を集めていたケースの主が、県内在来種では一番大きなカエルのアズマヒキガエル君でした。この日のアズマ君は、体長10センチメートルぐらいでしたが、成長すると最大16センチメートルぐらいまで大きくなるカエルです。本州東部の海岸から高山まで広く生息し、時には人家の庭などにも姿を現すことがあります。市内では、4月から5月にかけて水辺周辺で出会うことが多いです。
通称ガマガエルと言われて、みんなに親しまれているカエルですが、生息場所として必要な森や林が減少している近年、市はもちろん県内でもその数が減ってきています。ブースの前で一人の女の子が「カワイイ、カエルだね。お母さん。山の中で会ってみたいね」と言っていました。女の子の言葉を聞きながら、自然の大切さを再確認した私でした。
いよいよ2017年も終わります。来年もまたアズマ君をはじめ、いろいろな生き物たちの元気な姿に出会えるような那須塩原市になりますように!
あきお
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更新日:2021年11月30日