ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー154)
春はもうすぐ~チョウジザクラ~
【平成30年(2018年)2月5日号】
チョウジザクラって?
バラ科サクラ属 Cerasus apetala var.tetsuyae
桜の野生種の一つ。東北南部より南の太平洋側に見られる。別名はメジロザクラ。


2月になり寒い日が続いていますが、皆様お変わりないでしょうか。春はもうすぐと言ってもまだまだ寒いですね。でも、野山では、もうすぐフクジュソウやセツブンソウなどが咲き始めますので、山歩きの準備をしましょう。市内には、ヤマザクラやウワミズザクラ、フサザクラなど野生のサクラがいろいろ見られます。しかし、以前紹介したウワミズザクラはサクラ属ではなくウワミズザクラ属で、フサザクラはフサザクラ科であり、属や科が違うので少し違う仲間です。
今回は春に木の俣園地で見られるチョウジザクラを紹介します。チョウジザクラは、萼の部分(萼筒)が長く、花を横から見ると「丁」という字に見えることからその名がつきました。萼の外側に毛が多く柔らかそうに見えます。それだけでなく雌しべの花柱に毛が生えているのが特徴です。ヤマザクラなどに比べると花がまばらで地味な感じがします。葉はビロードのように細かい毛で覆われ、葉の先は亀のしっぽのように尖っています。
木の俣園地では、トイレの少し上流の岸辺で見られ、風が吹くと揺れやすいため、写真撮影はとても苦労しました。4月下旬には他にもトウゴクミツバツツジなどが咲いています。ぜひお出かけください。なお、チョウジザクラとして園芸店で売られているフジモドキは、ジンチョウゲの仲間であり、全く違うものですのでご注意ください。
おさむ
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更新日:2021年11月30日