ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー135)
ただのアリに見えるけど…?
【平成28年(2016年)4月20日号】


写真をよ~く見てください。実はただのアリではありません。これは、アリグモと呼ばれるクモの仲間で、庭や公園などで見かけるアリにとても似ています。おしりから糸を出していなければ、なかなかクモと気付くのは難しいですね。
それでは、アリとアリグモの違いを見ていきましょう。最も分かりやすいのは脚の本数。通常、昆虫の脚は6本、クモは8本あります。アリグモは前の2本の脚を上下左右に振り回して、まるでアリが触角で探るようなしぐさをします。次に、頭を見てみると、本物のアリは大きな眼(複眼)が2つあるのに対し、クモは8つの眼(単眼)を持っています。
ところで、アリグモはどうしてこのような姿をしているのでしょうか。アリの集団に紛れ込んでアリを食べているのではないか、アリの攻撃を恐れる生き物から身を守るためではないか、などいろんな説がありますが、まだはっきりとした定説はないようです。
この写真のアリグモを見つけたのは小学6年生の男の子です。わずかな違いを見分けるするどい観察力に感心してしまいました。
じゅんじ
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更新日:2021年11月30日