ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー137_1)
高山植物の季節~ミヤマキスミレ~
【平成28年(2016年)6月5日号】
ミヤマキスミレって?
スミレ科 Viola brevistipulata var. acuminate
オオバキスミレの高山型でやや日陰の林床に見られる。しばしば群生する。
栃木県レッドデータブック準絶滅危惧(Cランク)
5~7月頃花を咲かせる。草丈は5~15センチメートル程度。


山の雪も完全に解けて、山には色とりどりの花が咲き始めました。過酷な自然条件に耐え、時期が来ると約束したかのように花を咲かせる高山植物には、大きな魅力を感じます。山に出かけましょう。
今回紹介するのは、三斗小屋温泉地内のミヤマキスミレ。(三斗小屋温泉は、那須塩原市の飛び地です)ここは那須連山の中なので、いろいろな高山植物が見られます。撮影した日は、雪が解けたばかりの場所に、イワカガミやベニバナイチヤクソウなどが淡紅色のかわいらしい花を咲かせていました。他には日当たりの良い場所で、新緑の中に紅紫色の花が鮮やかなムラサキヤシオツツジなどが見られました。
ミヤマキスミレはオオバキスミレの高山型と言われています。この2つはとてもよく似ていますが、3枚の葉のつき方で見分けることができます。ミヤマキスミレは、ほぼ同じ大きさの3枚の葉がほぼ同じ高さについているのが特徴です。それに対しオオバキスミレは、3枚の葉のうちの1枚が大きく、少し下についています。黄色いスミレを見かけたら、葉に注目してみてください。
先日、「このコーナーを楽しみにしています」とのメールをいただきました。ありがとうございました。今後もがんばっていきたいと思います。
おさむ
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更新日:2021年11月30日