ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー28)
エーッ!春にヒグラシが鳴くの?
【平成19年(2007年)5月5日号】


新緑から濃い緑色に変わり始める5月中旬の塩原の山々には、「ミョーキン、ミョーキン、ケッケッケッ」の声が響きわたります。昆虫図鑑では、このように書いてありますが、私には「ムゼー、ムゼー、カナカナカナ」と聞こえるんですよネ。ですから、この声の主が『エゾハルゼミ』と知るまでは、塩原のヒグラシは、春から鳴き始めるんだと、信じて疑っていませんでした。「勉強が足りない」と、怒られてしまいそうです。
このセミは、4センチメートル位のセミで、姿はヒグラシに似ています。梅雨明け間近の7月上旬位まで、鳴き声が聞こえます。その後は、本物のヒグラシにバトンタッチします。
昨年は、彼らの羽化の姿を観察することに成功しました。気温8度という低温での羽化には、ただただ自然の強さに驚くばかりでした。そして、羽化直後の輝くグリーンの姿には、神秘的なものを感じました。
今年の梅雨の合間の晴天の日は、ぜひエゾハルゼミの声を聞きに塩原へ!
あきお
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更新日:2021年11月30日