ちっちゃな自然み~つけた(ナンバー30)
一円玉にのるカエル?
【平成19年(2007年)7月5日号】


6月上旬、箱の森の湿生園の水辺をのぞいてみると、「ピョコッ、ピョコッ、ピョコッ!」と、黒いゴマ粒のようなものが、たくさん動いていました。顔を近づけて、よくみると、それは、一円玉にのるくらいの、小さな小さなカエルたちです。今年もいよいよアズマヒキガエルの成人式が始まったのです。
アズマヒキガエルは、体長16センチになる。日本産のカエルの中では、最大クラスのカエルです。(ガマガエルといえば、みなさんご存知でしょう。)
4月下旬から5月上旬にかけて、彼らは水辺に集まり、集団で産卵する様子は、蛙合戦といわれています。その卵から、オタマジャクシが生まれ、今まさにカエルになって、親の住む山へ帰ろうとしているのです。一円玉にのるようなカエルがこんなでっかいカエルになるなんて、本当に「自然」の不思議さには、びっくりするばかりです。
「元気で、またもどってこいよ!」と声をかけずにはいられなかった、私でした。
あきお
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更新日:2021年11月30日