峯薬師の仁王門
仁王門は寺院の入口にある一対の仁王像を安置する門で、寺と仏を守護する意味をもっており、峯薬師の薬師堂入口にある。建築年は、寛永9年(1632)に薬師堂が火炎で全焼した記録があることから、それ以降の建築と思われるが、歴史ある寺域を考え合わせると貴重な建物である。
造作材は杉材が主で、柱は太さ30センチメートルの10本の角材で、高さは幹まで2.7メートル、屋根まで約5メートルである。土台石はたて・よこ50センチメートルの切石で、近年修復した折のものであろう。屋根は、もとは茅葺(かやぶき)であったが後に亜鉛鉄板葺(てっぱんぶき)に変えられた。建物全体に朱の塗料が塗られている。この仁王門には一対の仁王像があり、仁王門とは別に市指定文化財となっている。
名称
峯薬師の仁王門(みねやくしのにおうもん)
指定年月日
昭和47年(1972)10月25日
員数
1棟
指定別
市指定
区分
有形文化財
種別
建造物
所在地
那須塩原市塩野崎251
所有者
薬王寺
見学にあたって
薬王寺内には同じく市指定の峯薬師堂と仁王像があるので一緒に見学することをおすすめします。
地図リンク
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更新日:2021年11月30日