峯薬師の木造仁王像
仁王は仏教で2体の天王尊のことで、二王尊・二天王・二天といわれ、寺院の門や、須弥壇(しゅみだん)の左右に安置される金剛力士の像である。金剛は知恵を意味し、迷いや欲望を打ちくだく力があるといわれる。手には金剛杵(こんごうしょ)という武器を持っているが、この像では欠いている。
この像の製作年代は不明であるが、作者は「京寺町三条二丁目大仏師治部卿作」との墨書(ぼくしょ)が台座と阿形像頭部の内側にあることから、この仏師の作と思われる。大仏師とあるから幾人かの仏師を使っての作であろう。墨書の仏師名の活動年代は現在のところ不明である。平成元年(1989)に本格的な解体修理をほどこし、平成2年(1990)春に力あふれる姿によみがえった。しかし、この際も製作年代は特定できなかった。


峯薬師の木造仁王像
名称
峯薬師の木造仁王像(みねやくしのもくぞうにおうぞう)
指定年月日
昭和47年(1972)10月25日
員数
2躯
指定別
市指定
区分
有形文化財
種別
彫刻
所在地
那須塩原市塩野崎251
所有者
薬王寺
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更新日:2021年11月30日