MADE IN(メイドイン)なすしおばらを味わおう~ アスパラガス編~

更新日:2021年11月30日

全国有数の酪農地帯で、土づくりに欠かせない良質なたい肥の入手が可能な“土壌”が備わっている那須地域。JAなすの管内(那須塩原市、大田原市、那須町)のアスパラガス生産額は県内第一位なんです!

今回は就農3年目、アスパラガス農家の伊佐野 繁(いさの しげる)さんに、お仕事のお話を中心にインタビューをさせていただきました。

ビニールハウスが並ぶ場所でアスパラガス農家の男性が笑顔で手にいっぱいのアスパラガスを持っている写真

農業を始めたきっかけは何ですか?

就農する前は約18年間飲食業界で働いていて、エリアマネージャーとして新店舗の立ち上げなどにも携わってきました。

以前から、休日などを利用して農家である妻の実家の手伝いをしていたこともあり、「新しいことに挑戦したい」と考え、約3年前に(妻の実家に)就農しました。今はアスパラガスとお米の栽培をしています。

伊佐野さんの1日(お仕事の日)

  • 4時 起床
  • 4時30分~6時 収穫
  • 6時~7時30分 調整作業(長さを揃える、粗選 ※いいものと悪いものを分ける
  • 8時~午前中 調整作業(輪ゴムとテープで縛る)
  • 午後(夕方頃まで)田んぼの草刈り、追肥

不規則だった前職の頃と比べると、ご家族と過ごす時間はとても増えたそうですよ!

農業の魅力とは何ですか?また大変なこととは?

自分が手を掛けた分だけ、苦労すればその分だけ、結果がついてくることです。

仕事はどんな仕事でも大変なので、あまり大変と感じることはありません。

大変なことだからこそ、楽しくやろうという気持ちでやっています。

これからチャレンジしてみたいことは何ですか?

まずは今の仕事をしっかりと覚えて一人前になること。その上で、アスパラガスの収穫時期を早めたり、他に興味がある農作物の栽培も始めてみたいです。

農業を始めたいと考えている方へ一言お願いします

軽い気持ちではなかなかできないですし、基盤がない状態で一から始めるのは大変だと思います。自分で実際に試してみることが重要かなと思います。

那須塩原には「おためしファーマー制度」があります

  • 「農業をやってみたいな。でもなにから始めていいかわからない…」
  • 「農業を仕事にしてみたいけど、どんな野菜をつくればいいのかわからない…」
  • 「本格的に農業の勉強をしたいけど、まずはおためしに農業をしてみたい。」

といった方向けの農業研修事業です。

詳しくは以下のリンクをご覧ください。

アスパラガス収穫の様子をご紹介!

明るい日差しの中、うっそうと茂っているアスパラガスの木の写真

この鬱蒼と茂っているのがアスパラガスの木!

根元から顔を出すアスパラガスの写真

根本からニョキニョキと顔を出します。

帽子を被った男の人がはさみを使ってアスパラガスを収穫している写真

 一定の長さを超えたアスパラガスを1本1本ハサミで収穫していきます。

片手でアスパラガスを支えながら、もう1つの手でハサミを持ちアスパラガスを切って収穫していく写真

手元を拡大するとこのような感じです。

おいしいアスパラガスの見分け方

とにかく「鮮度が命!」とのこと。チェックポイントは以下のとおりです。

  • 穂先がしまっているもの
  • はかまが正三角形のもの

さらに切り口を見ればその差は歴然です!

束ねられたアスパラガスの穂先の写真
2束に束ねられたアスパラガスの切り口側をアップで写して見比べている写真

アスパラガスのおすすめの食べ方

「どんな食べ方でもおいしいですが、お義母さんが作ってくれるこの食べ方が一番おいしいと思います」と伊佐野さん。簡単ですので、ぜひ試してみてくださいね。

「アスパラガスのベーコンバター炒め」

  1. バターを溶かしにんにくのみじん切りを炒める
  2. 切ったアスパラガスとベーコンを炒める
  3. だし醤油と塩で味付けをする

おまけ~師匠は農業指導のプロ~

ビニールハウスの中に立つ、アスパラガス農家と農業指導士の男性2人のツーショット写真

農業の師匠でもある義父の高村さん(写真右)は栃木県農業士。現在は那須地方農業士会の会長さんなんです。

取材後記

アスパラガスの木を初めて見てまずびっくり。そして根本からニョキニョキと生えてくるかわいらしい姿に釘付けになってしまいました。

とはいえ、1本1本手作業で、何か月も収穫作業を行うのは本当に大変なことだと思います。

そしてスーパーで買ったアスパラガスの切り口と比較してみてさらにびっくり。今まで意識したことがなかったのですが、皮を剥いてみたときの感覚も全然違いました。新鮮な野菜がすぐに手に入る環境は本当に贅沢ですね。そして「新鮮」であることとおいしさの関係を身を持って感じました。

※記事の内容は取材を行った2020年8月時点のものです。

特集「MADE IN(メイドイン)なすしおばらを味わおう」とは?

本市が誇る農作物を紹介する特集記事です。広報なすしおばらと連動し、広報誌では「農産物」を中心に、市ホームページでは「人」を中心に紹介しています。

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

産業観光部 農務畜産課

〒325-8501
栃木県那須塩原市共墾社108番地2

電話番号:0287-62-7147
ファックス番号:0287-62-7223

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