スプレー缶の事故に注意

更新日:2023年07月27日

【事例1】スプレー式の冷却剤を吹き付けたバンダナを肘部に巻いていたところ、凍傷になった

原因

 スプレー式の冷却剤を吹き付けたバンダナを肘部に巻いていたところ、翌日水ぶくれができ、凍傷と診断されました。

 この冷却スプレーは、本来1~2秒吹き付けて使用するところ、約5秒吹き付けたため氷の量が多くなり、過剰な氷に長時間(約30分)皮膚が接触したことで凍傷に至ったと考えられます。なお、スプレー缶容器には「適量(1~2秒)を吹き付ける」旨記載されていました。

注意事項

 冷却スプレーは使用上の注意を読み、指定された距離や噴射時間等を守ってください。距離が近すぎたり、噴射時間が長すぎたりすると凍傷を負うおそれがあります。

【事例2】車のダッシュボードの上にスプレー缶を置いていたところ、缶が破裂しフロントガラスが割れた

原因

車のダッシュボードの上に置いたため、直射日光でスプレー缶が加熱され、内圧の上昇により破裂し、フロントガラスが割れたものと考えられます。

注意事項

夏季は、車内の温度も非常に高くなり、車内にスプレー缶を放置するのは非常に危険です。直射日光が当たる場所や高温になる場所に置かないで下さい。スプレー缶を高温にさらすと破裂の危険があるため、直射日光の当たるところや火気等の近くなど温度が40℃以上となる所に置かない旨、取扱説明書に記載されています。

【事例3】洗面台付近で、スプレー缶の穴開け作業を行っていたところ、火災が発生した

原因

換気の悪い場所で、中身が残っている複数のスプレー缶のガス抜き作業を行ったため、洗面台周辺に可燃性ガス(注)が滞留し、乾燥していたことから着衣の静電気の火花が滞留したガスに着火して火災に至ったものと考えられます。

(注)スプレー缶には、薬剤の噴射剤としてLPGなどの可燃性ガスを使用している製品もあります。

注意事項

スプレー缶を捨てるときは、捨てる前に屋外の風通しのよい場所で、スプレーボタンを押すなどして中身を出し切ってください。スプレー缶を振って、「シャカシャカ」などと音がする場合は中身が残っています。スプレー缶に中身が残っている状態で穴を開けると漏れ出た可燃性ガスに引火するおそれがあり大変危険です。那須塩原市では、中身を空にして、穴を空けずに透明な袋に入れて廃棄するようにしてください。

【事例4】シロアリを駆除するため、屋外から壁の内部に殺虫剤を噴射したところ火災が発生した

原因

殺虫剤を給湯器の排気口が設置されている付近の壁内に噴射したため、噴射された可燃性ガスに引火し、出火したものと考えられます。

注意事項

屋外の排気口からは浴室内の給湯器でお湯を沸かした際に発生する熱が排出され、排気口や壁内の排気管の温度は50℃~200℃と言われています。その付近や壁内でスプレー缶を使用すると可燃性ガスに引火して火災になるおそれがありますので注意が必要です。

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市民生活部 交通防犯課 くらし安全安心係

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栃木県那須塩原市共墾社108番地2

電話番号:0287-62-7126
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