スッカン沢
スッカン沢の名前の由来
スッカン沢を流れる水は、場所によっては青白く見えます。これは、スッカン沢が高原山のカルデラ跡を水源とし、鉱物や炭酸等の火山の成分が多く含まれている水が流れているためです。そのためこの沢の水は昔、辛くて飲めないことから「酢辛い沢」等と呼ばれていました。この呼び方がなまって、今の「スッカン沢」となったと云われています。
スッカン沢の見所
雄飛の滝(ゆうひのたき)
岩に囲まれた薄暗い場所に差す一筋の光のように見え、夕日が暮れるのも忘れるくらい美しいと言われることから名前の付いた滝です。滝の上にある観瀑台からその流れを見ることができます。
仁三郎の滝(にさぶろうのたき)別名:舞姫滝(まいひめたき)
滝を最初に見つけた人の名をとって「仁三郎の滝」といわれています。舞踏場のような滝つぼの上に流れ落ちる滝が、白いスカートをまとった乙女のように見えることから舞姫滝ともいわれています。
素簾の滝(それんのたき)
歩道の対岸の岩肌を幾筋にもなって流れ落ちる滝で、まるで白糸が岩を覆いつくす簾(すだれ)のように見えることから、「すだれ滝」ともいわれています。
桂の大木(かつらのたいぼく)
樹齢は不明ですが、この桂の大木は塩原三恩人の一人である奥蘭田(おくらんでん)が明治23年に塩原温泉を世に紹介した「塩渓紀勝(えんけいきしょう)」という本の中で「蟒蝎桂樹(もうかつけいじゅ)」(大蛇のような桂の大木)として触れられています。現在は見所の一つとして、この大木を巻くようにして遊歩道が整備されています。
薙刀岩(なぎなたいわ)
スッカン橋を渡った先にある見事な岩は、その形から薙刀岩と名付けられました。この岩は、高原山の噴火で流れだした溶岩が、冷えて固まることでできる柱状節理という現象によって作り出されたものです。この歩道には薙刀岩のように、火山によって作り出された見事な岩肌が多く点在し、観察することができます。
桜沢の見所
咆哮霹靂の滝
「咆哮」とは猛獣が吠えることを、「霹靂」とは雷の激しい音を表している荒々しい滝の様を形容しています。名前のように豪快な音を立てて流れ落ちる滝は見ごたえ充分です。
雷霆の滝
「雷霆」とは激しい雷のことを表した言葉です。高さは10メートル位ですが、幅広く水量豊富で、でこぼこした一枚岩の上を落下している様子は見事です。
お知らせ
- スッカン沢への県道56号塩原矢板線は冬期間通行止めになります。
- 咆哮霹靂の滝、雷霆の滝に行く場合は、矢板市にあります「山の駅たかはら」から徒歩で行くことができます。
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この記事に関するお問い合わせ先
産業観光部 ツーリズム推進課 塩原地区担当
〒329-2993
栃木県那須塩原市中塩原1番地2
電話番号:0287-32-2914
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更新日:2023年12月18日