沼ッ原湿原

更新日:2024年05月01日

沼ッ原湿原(ぬまっぱらしつげん)

一面が緑に彩られている沼ッ原湿原の写真

初夏の沼ッ原湿原

所在地

〒325-0111 那須塩原市板室地内

地図リンク

お知らせ

市道板室沼原線開通予定日のお知らせ

冬季積雪・凍結のため、令和5年12月1日から令和6年4月26日まで通行止めとしておりましたが、令和6年4月27日から開通します。

交通アクセス

東北自動車道那須インターチェンジから約24キロメートル(約40分)、黒磯板室インターチェンジから約28キロメートル(約50分)
那須ハイランドゴルフクラブ正門のほぼ向かい側に、沼ッ原湿原駐車場への市道入口があります。(上記の地図リンクをご覧ください。)

  • (注)カーナビゲーションご利用の場合は、市道入口の目標物として那須ハイランドゴルフクラブ(電話番号:0287-69-1007)を目的地に設定してください。
  • (注)大型バスも通行可能ですが、道幅や路面状況等に注意が必要です。
  • (注)市道の一部に未舗装区間もありますが、普通乗用車で走行できます。

(注)冬季(令和5年12月1日(金曜日)から令和6年4月26日(金曜日))は積雪・凍結のために駐車場までの市道が通行止めとなります。

 

電車

東北本線(宇都宮線)JR黒磯駅から約28キロメートル(約50分)
(注)沼ッ原湿原駐車場までの定期バスは運行していません。タクシー、レンタカー等が必要です。

駐車場

沼ッ原湿原駐車場までは、自動車(大型バス含む)通行可能です。駐車料金は無料で、普通車が約100台停められます。

歩道

駐車場から湿原までは、山道を約15分歩きます。湿原内は木道が周回しており、1周約30分程度かかります。

トイレ

駐車場北側に公衆トイレがあります(男性・女性)。湿原内にはトイレはありません。冬季期間(11月上旬頃から翌年4月下旬頃まで)は凍結防止のため閉鎖しています。
(注)トイレの水は雨水を利用しているため飲むことはできません。

園地

駐車場の西側に沼原調整池や湿原、西ボッチ山が見渡せる園地があります。ベンチや四阿で休憩もできます。

沼ッ原湿原植物ガイドブック頒布中

沼ッ原湿原植物ガイドブックを販売しております。ガイドブックを片手に沼ッ原湿原の自然を満喫してみてはいかがでしょうか。

注意事項

素晴らしい自然環境を守るため、自然に配慮したご利用をお願いします。

1.動植物の採取はやめましょう

湿原に生息する動物・植物一つひとつが生態系をつくり、自然景観を保っています。自然を守るために動植物の採取はやめましょう。
(注)法律(自然公園法第13条第3項第10号)により、指定植物の採取が禁じられています。

2.木道・歩道を歩きましょう

湿原に設置された木道や歩道は湿原を保護するために設けています。湿原に足を踏み入れてしまうと、靴に付着した雑草の種子、菌などが侵入し、湿原に生息する動植物に影響を与えてしまうことがあります。影響を受けた動植物を元に戻すためには長い年月を必要とします。同様の理由で、カメラの三脚、杖なども湿原に入れないでください。

3.ペットは連れ込まない

犬などのペットは、上記と同じ理由から動植物に影響を与えたり、動物アレルギーや動物が苦手な利用者の迷惑にもなりますので、ペットの連れ込みはやめましょう。

4.駐車場から湿原までの山道は滑りやすい場合があります

駐車場から湿原までの山道は未舗装であるため、降雨時や降雨後は非常に滑りやすくなり、転倒する恐れがありますのでお気をつけください。また、泥水等が跳ねやすくなりますのでお足もとが汚れやすくなります。汚れてもよい靴(長靴や登山靴)の着用をお勧めしております。

5.湿原近くに飲用水、自動販売機はありません

トイレはありますが、雨水を利用しているため飲むことはできません。また、近くにコンビニエンスストアや自動販売機はありませんので、お飲み物は事前にご準備ください。

6.ゴミは持ち帰り

沼ッ原湿原付近にゴミ箱はありません。美しい湿原を守るためにゴミの持ち帰りのご協力お願いします。
また、登山靴等をトイレの洗面台で洗わないでください。泥等が排水管に詰まり、洗面台の使用ができなくなってしまいます。

7.薄暗い時に熊が出没する可能性があります

山中であるため、ツキノワグマが生息しています。ツキノワグマは見た目と違い、臆病な動物です。主に薄暗い時に行動し、嗅覚や聴覚が優れています。そのため、自然界に存在しない音等を感知すると逃げる習性があります。また、熊の近くを人間が通った場合、熊が人間に見つからないように身を潜めるようです。
(注)至近距離に出会った場合は、熊が驚いて襲ってくる場合があります。
鈴やラジオの携帯、大きめの声で会話をする等の対策をお願いします。

8.冬季(12月上旬頃から翌年4月下旬頃まで)は駐車場までの市道が閉鎖されます

冬季積雪・凍結のため、板室地内の市道板室沼原線において、通行止めとなります。

つきましては、通行される皆様には大変ご迷惑おかけいたしますが、ご理解ご協力をお願いいたします。

期間:令和6年12月上旬から令和7年4月下旬まで

(注)春の開通日は、降雪の状況により遅れる場合があります。

熊にお気を付けください

注意

  • 早朝や夕方は特に注意。
  • 一人での行動は避ける。
  • 音を出しながら歩く。

もしも熊にであったら

  • 静かにゆっくりと熊から離れる。
  • 熊に背中を向けない、走って逃げない。
  • グループで固まる
  • 小熊には絶対に近づかない。

猿にお気を付けください

猿に出会った場合は次のことに注意してください。

  • 近寄らない
    近づくと襲われる危険があります。特に小さなお子さんや女性はご注意ください。
  • 目を合わせない
    目を見つめると猿は威嚇されたと思い、襲うことがあります。
  • 大きな声を出さない
    猿の防衛本能を刺激するため、襲われることがあります。
  • 食べ物を与えない、見せない
    人からエサをもらえることを覚えると、猿がそこに居つき、地域全体にさまざまな被害を引き起こす原因となります。また、エサとなるものを車内などの見える場所に置かないようにしましょう。

沼ッ原湿原について

沼ッ原湿原は、那須連山の西端標高1,230メートルに位置し、東西約250メートル、南北約500メートルに広がる亜高山の湿原です。秘湯三斗小屋温泉や南月山、白笹山(至茶臼岳)への登山口にもなっています。

植物は約230種確認されています。主なものは、春のザゼンソウ、ハルリンドウ、初夏のズミ、ニッコウキスゲ、コバイケイソウ、夏のノハナショウブ、アカバナシモツケ、初秋のタムラソウ、エゾリンドウなどで、湿原内に整備された木道を周回しながら楽しむことができます。

また、この辺りにはツキノワグマ、ニホンザルなどの哺乳類、オオジシギ、カッコウなどの多くの鳥類、そして水辺にはクロサンショウウオ、モリアオガエルなどの両生類が棲んでいます。昆虫類は、平地でも普通に見られるものから山地に生息するものまで数多く見られ、特に、多くの人が関心を持つチョウの仲間では、クジャクの羽根のような模様のあるクジャクチョウやふわふわと飛び回る大型で美しいアサギマダラなどを目にすることができます。

湿原の南側に昭和44年から発電用の上池として作られた沼ッ原調整池があります。これにより湿原は狭くなりましたが、自然環境への配慮がなされています。また、この工事によって湿原近くまで大型バスも含めた車の通行が可能となりました。

歴史的には、元禄8(1695)年に幕府の出資でこの地を通る“会津中街道”が開かれ、参勤交代にも4度使われたとの記録が残っています。また、那須岳の西側の山腹の泉源を信仰する「白湯山信仰」の行人道としてもここが使われました。湿原を北へ三斗小屋宿方面へ向かうと自然林の中に石仏がありますが、これは当時の名残です。

パンフレット

沼ッ原湿原のパンフレットについては、次の画像を閲覧してください。

沼ッ原湿原の様子

ほぼ満車状態になっている沼ッ原駐車場の写真

沼ッ原駐車場(砂利敷)

上記画像の右奥に見える茶色の小さな建物がトイレです。左奥に湿原へ続く歩道があります。

木々の間をすり抜けるように石の階段が続いている写真

行きは下りです。

木々の間にある石の上り階段の写真

帰りは上りです。

駐車場から湿原までは、山道を500メートルほど歩きます。最後の100メートルは、1段約20センチメートルの階段が約100段あります。足元にご注意ください。

ニッコウキスゲが鹿等の動物の食害による影響で、花の数が大幅に減少しています。

沼ッ原湿原には約230種類の亜高山植物や動物が生息しています。多くの植物や動物との出会いをお楽しみください。

沼ッ原湿原に咲いている黄色いニッコウキスゲの写真

ニッコウキスゲ(7月上旬撮影)

沼ッ原湿原に咲いている赤いレンゲツツジの写真

レンゲツツジ(6月下旬撮影)

沼ッ原湿原の木の板の上を歩いている観光客と一面に広がる緑の写真

沼ッ原から見えるきれいな山並み

水をたたえて一面に広がっている池の写真

沼ッ原駐車場から調整池を望む

沼ッ原湿原の遊歩道の左右にオレンジ色の草の紅葉が広がっている写真

沼ッ原の草紅葉

茶色の葉がくるまっているように生えているザゼンソウの写真

ザゼンソウ(5月撮影)

緑色の葉の中で紫色の花びらが咲いているショウブの写真

ノハナショウブ(7月撮影)

緑色の葉の中で青い花びらが咲いているリンドウの写真

エゾリンドウ(9月撮影)

市道に積もった雪で作られたゆきだるまの写真

市道の冬季閉鎖前に雪が降り積ることがあります。

木々が生い茂る中枝に座っているサルの写真

猿に遭遇することもあります。(湿原への山道にて)

この記事に関するお問い合わせ先

産業観光部 ツーリズム推進課 観光施設係

〒325-8501
栃木県那須塩原市共墾社108番地2

電話番号:0287-74-2618
ファックス番号:0287-62-7223

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