塩原の材木岩

塩原の材木岩
岩面が材木を並べたように見えることから通称「材木岩」と呼ばれている。この材木岩は周りの緑色凝灰岩(ぎょうかいがん)の間に入り込んだ岩脈の一部で、日本の火山でよく見られる安山岩質(あんざんがんしつ)の岩石(火成岩)の一種である。柱のように見えるのは、マグマが固まるときの温度や冷える速さにより、岩石をつくる鉱物同士が一定の規則性をもって固まった結果できたものである。
火成岩がこのように一定の方向に決まった形にひび割れることを「節理(せつり)」といい、材木岩はその形状から「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」といわれるもので、みごとな形状を表しており、塩原渓谷歩道沿いに見ることができる。
道路の下を流れる箒川にかかる「布滝(ぬのたき)」の左岸一帯に露出する景観は、塩原の代表的な景勝地となっている。なお、近くにはほぼ水平方向にひび割れている「板状節理」も見ることができる。
名称
塩原の材木岩(しおばらのざいもくいわ)
指定年月日
昭和43年(1968)10月23日
指定別
市指定
区分
記念物
種別
天然記念物
所在地
下塩原東山国有林
管理者
塩那森林管理署
見学にあたって
駐車場あり。
地図リンク
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更新日:2021年11月30日