上黒磯の木造阿弥陀如来立像

上黒磯の木造阿弥陀如来立像
阿弥陀信仰は奈良時代に始まり、社会不安とともに平安時代に貴族の間に広まり、浄土宗開宗の基となった。阿弥陀如来を安置するのが阿弥陀堂で、極楽浄土のありがたさを現世に実現しようとするものである。
立像は上品下生来迎印を結び、衲衣(のうえ)の着方は両肩を覆った通肩(つうけん)でひだが多く、鎌倉時代以降の作と思われる。かつては全身が金色に輝くまばゆい立像で台座にも金箔の痕跡がある。製作年代を証拠づける墨書や伝承がなく、作者は不明である。
中心には阿弥陀仏、通常、両脇には観音菩薩と勢至(せいし)菩薩を配する阿弥陀三尊の形をとることがあるが、この両脇に立つ小像はこれではない。
名称
上黒磯の木造阿弥陀如来立像(かみくろいそのもくぞうあみだにょらいりつぞう)
指定年月日
平成2年(1990)1月22日
員数
1躯
指定別
市指定
区分
有形文化財
種別
彫刻
所在地
那須塩原市黒磯449-2
所有者
阿弥陀堂管理委員会
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更新日:2021年11月30日