かそのジサマ(南庄作作)
かそのジサマ(南庄作作)
この作品は昭和48年(1973)の改組第5回日展に出品されたものである。
農閑期にあってなお作業を行う農夫(ジサマ)の姿は、日々の生活に真摯に向かい合う農民の実直さ、勤勉さを物語るにとどまらず、その引き結んだ口元や思慮深いジサマの表情からは、日常生活の中に「人生の意味」を問いかける哲学性を垣間見ることができる。
作者のこの時期の主要テーマであった「農民」を通し、自分が生まれた土地との関わり、「生きる」という営みを問いながら、それを追求しようとする姿勢が窺える作品である。
作品名の「かそ」は「過疎」のことを指し、後日作者本人により《閑日》の別題も付けられている。
農民彫刻家として本市で創作活動を行った南庄作の代表作として貴重な作品である。
名称
かそのジサマ(南庄作作)(かそのじさま(みなみしょうさくさく))
指定年月日
平成25年(2013)3月28日
員数
1体
指定別
市指定
区分
有形文化財
種別
彫刻
寸法
高さ87センチメートル×幅69センチメートル×奥行80センチメートル
所在地
那須野が原博物館
所有者
那須塩原市
この記事に関するお問い合わせ先
教育部 生涯学習課
〒329-2792
栃木県那須塩原市あたご町2番3号
電話番号:0287-37-5364
ファックス番号:0287-37-5479
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更新日:2021年11月30日