摂政宮殿下御野立所跡
昭和天皇が摂政宮殿下当時の大正12年(1923年)8月5日から13日にかけて、松方正義(まつかたまさよし)公爵(千本松農場主、内閣総理大臣)別邸に御滞在し、青木農場や傘松農場等行啓された。13日には自動車にて塩原御用邸に向かわれ、その後、馬で高原山に御遠乗りになられた。この場所は、高原山に御遠乗りになられた際に、休憩をとられた場所である。現在は雑木で覆われており、当時の眺望は失われている。
当該地には、摂政宮殿下がお登りになられたことを記念して、地元の青年団により碑が建立されている。碑の正面中央部には「摂政宮殿下御野立所」と、左側には立ち寄られた日にち(大正12年8月13日)が刻まれている。背面には「塩原町青年團」と刻まれている。碑が建立された時期については、判然としないが、碑に「摂政宮」と記されていることや、新湯に立ち寄る3日前に立ち寄られた安戸山に建てられた御野立所碑の建立時期などから、大正12年頃ではないかと推察される。
- 【指定範囲】25平方メートル
- 【国有地貸付範囲】歩道敷108平方メートル、文化財敷25平方メートル
- 【記念碑】高さ135センチメートル、横85センチメートル(最大)※台座を除く
名称
摂政宮殿下御野立所跡(せっしょうのみやでんかおんのだちじょあと)
指定年月日
平成29年(2017)3月30日
指定別
市指定
区分
記念物
種別
史跡
所在地
塩原字前黒 国有林411林班る2小班
所有者
塩那森林管理署
地図
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教育部 生涯学習課
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更新日:2021年11月30日